格闘技における「カーディオ」とは、心肺機能(心臓と肺)のトレーニングやコンディショニングを指します。試合中に必要なスタミナ、持久力、回復力を高めるための重要な要素です。「カーディオ」は「心血管運動」や「有酸素運動」の略称としても使われます。
カーディオが重要な理由
- 持久力の向上
格闘技では試合が長時間に及ぶ場合があります。カーディオを鍛えることで、試合の終盤でも動き続けられるスタミナが得られます。 - 素早い回復力
ハードな攻防後に素早く呼吸を整える能力が向上し、次の動きに備えやすくなります。 - 体力の維持
激しい動きや攻撃を繰り返しても疲労を抑え、パフォーマンスを維持することができます。
カーディオトレーニングの例
- ランニング: 長距離ランニングで持久力を鍛え、スプリントで爆発力を養います。
- 縄跳び: 心肺機能を高めながら、フットワークも強化します。
- サーキットトレーニング: 短時間で複数のエクササイズを行い、心拍数を高めるトレーニング。
- ミット打ちやスパーリング: 実践に近い動きでスタミナを鍛える。
身近な例
ボクシングの試合を想像してください。選手はラウンドごとに何度も攻撃と防御を繰り返します。このとき、呼吸が乱れると攻撃精度や防御反応が鈍くなります。カーディオを鍛えた選手は、速やかに息を整え、次のラウンドでも全力で戦うことができます。
カーディオトレーニングは、格闘技における体力と心肺機能を支える基盤といえます。
「カーディオ」の英語表記は “Cardio” です。
この単語は、「Cardiovascular(心血管)」の略語として使用されており、心臓や血管に関わる運動を指します。フィットネスやトレーニングの文脈では、主に有酸素運動(例: ランニング、サイクリング、スイミングなど)を表す際に使われます。
格闘技においても「Cardio」は頻繁に使われ、特に選手の持久力やスタミナを語る場面でよく登場します。例えば、「He needs to improve his cardio for the next fight.(次の試合のためにスタミナを向上させる必要がある)」のような形で使われます。